住宅ローンを払えないとどうなるの？対策法もあわせてご紹介

「もし、ローンが払えなくなったらどうなるんだろう・・・」
と思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

では、実際はこのような場合はどのような措置がとられるのでしょうか。
今回は、そんなギモンに答えるために、ローンが払えなくなった場合についてご説明します。

 

 

□住宅ローンの支払いが滞ると・・・

 

支払いが不可能となると、ローンを滞納するしかありません。
債権者から、滞納を続けるなら競売にかけ、債権を回収するかといった内容の催告書が届きます。
そしてここでできる選択肢としては、売却・任意売却、自己破産の２つです。
ここからはそれぞれについて説明していきます。

 
□競売とは

 

できれば、競売は一番避けたいものです。
競売になると、周囲に差し押さえられていることがばれてしまい、精神的につらい思いをします。
また、残債が４割程度残るうえに、ローンは一括返済しなければなりません。
そしてもちろん引っ越しの費用は自費です。

 

 

□任意売却とは

 

家を売却して住宅ローンを全て返済するものです。
これにはアンダーローンとオーバーローンの2種類があります。

アンダーローンは、住宅ローンの返済残高が売却価格よりも低いものです。
競売の催告書をまだ受け取っていない場合であれば、通常の市場に出す売却が可能となります。
まずは、査定に出して家の売却価格がどのくらいか確認しておきましょう。

オーバーローンは、住宅ローンの残高が家の売却価格より高額なもので、任意売却という手段を取る必要があります。
任意売却とは、債権者の同意を取ったうえで一般市場に売却に出すことです。

 

□自己破産

 

自己破産とは、持っている財産を手放して借金をなくすことです。
この主な対象が家です。
法的手続きで借金をゼロにできます。
しかし、会社に自己破産したことがばれてしまう、職種によっては退職を強いられるなどデメリットがたくさんあります。

 

 

□さいごに

 

今回は、住宅ローンが払えないと分かったときにできる選択をご紹介しました。
自分はちゃんと返済できる、と他人事のように思われる方はたくさんいることでしょう。
しかし、もしかしたら所持金を大きく失う出来事が起こるかもしれません。
もしもの時に備えて、ローン返済に関することはしっかり知っておくことをおすすめします。