注文住宅業者が解説、住宅ローンの金利の種類

注文住宅を建てるときには当然、長期的な資金計画を綿密に立てることが必要です。

大前提として完済時の年齢を何歳にしておくかは非常に重要です。

理想は定年までに完済できること。雇用延長後の再雇用は給料が大きく下がるので、定年後の返済を必要にするプランを選択すると生活が破綻するリスクがあるからです。

このような原則を抑えながら、住宅ローンの金利の種類を御紹介しましょう。
まず全期間利息固定型は、借り入れ後完済にいたるまで、利息が一定に固定されることになります。

適用利息が低いときに住宅ローンを組むことが出来れば返済額を抑えることが出来るメリットがあります。

返済額を長期間にわたって予見できるので返済計画を立てるのが容易というのもメリットです。

反面利息が高い局面で、住宅ローンを組むと返済額が多くなる可能性があります。
これに対して変動利息型は年2回、利息が見直されることになるタイプで、当初の5年間は固定金利が採用されることが多い種類です。利息が低いときや将来的に下落が予想される局面ではメリットを発揮します。

しかし5年間の据え置き期間後は返済額が増えることになるので返済計画を進めるのは負担感が強くなることもありえます。
一般的には全期間固定型を選択するのがセオリーとされています。

変動型は将来の金利上昇リスクをどこまで予見できるかがポイントになるでしょう。