注文住宅で予算オーバー、原因としてよく挙げられることは？

注文住宅を建てるときに失敗してしまいやすいのが、予定していた予算を大幅にオーバーしてしまうということです。予算オーバーの原因としてよくあるのは、正しい見積もりを把握せずに契約をしてしまうことにあります。ハウスメーカーが提示する見積もりは、基本的に本体工事費のみです。本体工事費以外にも付帯工事費、住宅ローンの諸費用、引っ越し費用などがかかるので、本体工事費が全てと考えていると予算オーバーします。本体工事費が全体の70％～80％程度、付帯工事費とその他諸費用などで20％～30％程度を占めると考えておきましょう。工事にかかる費用が後から追加されていくパターンも珍しくないです。これ以上費用は発生しないかということを担当者に繰り返し確認をしていきましょう。

また、ハウスメーカーによって見積もりの取り方は異なります。例えば、照明器具工事が標準工事費用として最初から含まれている会社もあれば、そうでない会社もあります。契約をする前の段階で、建築費用に含まれているものと含まれていないものをしっかりと確認することが大切です。予算オーバーをしていることに気付いたのに、なにもせずそのまま放置しているとその後の住宅ローンを払えなくなるので絶対にしてはいけません。場合によっては契約を破棄するという選択肢をとる必要もあります。