注文住宅の注文から完成までの流れを学ぼう

注文住宅を造り手にするまでには、予算の検討から始まるステップがあります。
基本的な流れとしてはまず、住宅に掛ける予算を大まかに決めて、次に具体的なイメージ作りや建築会社選びといった段階に進みます。
また、建築会社選びと並び、土地探しや土地選びのステップもこの段階に入ります。
予算が定まり建築会社と土地が決まったら、次はいよいよ間取りなどを考えるステップです。
間取りの設計は想像力を必要としますし、全体のバランスを取るのは難しいですが、その分楽しみながら家族であれこれと話し合って決めていけます。
ただし、この段階での設計が注文住宅の完成を左右しますから、後悔がないよう具体的な住宅を形にしていきたいところです。
間取りと共に設備も決めていくことになるので、イメージを膨らませて住宅を1つ1つ具体的なものにしましょう。
設計の基本的な流れはここまでで、以降は費用の見積りや仮契約、工事の決定に着工から竣工までとなっています。
着工の段階では安全祈願の地鎮祭や骨組み完成の上棟式など、いくつかの儀式を行うのが一般的です。
ただ、近年は施主によって選べる場合もあるので、儀式を執り行うかどうかはケースバイケースです。
しかし工事の際に騒音が発生するのは間違いないですから、近所にあいさつ回りをすることは欠かせないです。
工事期間中は定期的に足を運び、工事の進み具合や作業内容を確認するのが良いでしょう。
無事に竣工したら後は自治体による完了検査を受け、建築確認申請通りの建築が認められれば検査済証が発行されます。
施主立会いのもとで傷や設備の不具合、あるいはミスなどがないか確認を行い、必要に応じて修正を済ませたら引き渡しです。
以降は定期点検を受けて、保証期間中に不具合が発生したらその都度修繕を受けるなどの流れになります。