耐震診断は、建売住宅でも注文住宅でもできる？

国内においては、時折り大地震が全国各地で発生していることを受けて、住宅にも耐震基準というものを設けていることが現状です。

これまで数回にわたり国が定める耐震能力は改変されてきましたが、各ハウスメーカーや工務店により、独自の技法で更なる耐震強化を施している住宅も増加しています。

一戸建て住宅を購入して生活を送る計画を持っている方は、建売住宅か注文住宅かに分けられ、中古物件という選択肢もあります。

ここで購入者側は耐震性能について不安を感じてしまう方は多いと推測でき、基本前提として建売住宅でも注文住宅でも、建てた会社が十分な耐震性を持たせていることを確認できれば不安を払拭することはできますが、どちらも新築物件の場合においては最新の技術を駆使していることを事前に確認しておくと安心です。

一方でハウスメーカーや工務店を疑う訳ではありませんが、確実に耐震性を確認したいと考える方は、耐震診断を行う第三者となる会社に依頼をすることで更に安心することができます。

耐震診断自体は、木造家屋でもRC造でも対応をしており、建売住宅でも注文住宅でも問題なく行えます。ただし、どこまでの範囲を診断してもらうのかは、施主や購入者の判断、若しくは耐震診断を行う会社側の提案により違いはあります。

最も簡単な方法は、目視点検をする方法になり、柱や壁の厚み、梁の状態、家全体に対する壁面積などを計算する簡易的な方法です。

これだけでは心配に感じるようであれば、壁の内部から屋根裏の診断を行い、柱や梁に対して適切に補強が施されているかどうか、床材や壁材の厚みを計測して建物の重量に対しての支えとなる構造、若しくは使われている資材まで細かく計算を行う方法で完了させられます。

この耐震診断においては注文住宅を建てた方は、引き渡し後に第三者となる会社に依頼する方法になり、建売住宅も基本は同じですが、建売住宅の場合は購入前に把握しておきたいと考える際には、原状回復の問題が浮上するので、販売を行っている不動産会社との話し合いが必要です。