注文住宅の間取りについて

自分の理想とする家作りができる注文住宅は、間取り決めも自分で考え、提案する事も可能です。

しかし建売住宅と違い実際に住んでみて初めて使い勝手がわかるため、住み始めてから間取りを失敗してしまった…と感じる方も少なくありません。

同時に大変満足しているという方もいます。

そして満足したと感じる家の共通点が「生活動線をしっかり考えられている」という事です。

導線はご自身や家族の生活動作の流れを整理することで、より理想的な間取りに近づく事ができます。

生活導線で特に重要視されている「家事導線」は、主に洗濯と料理に時間と労力がかかるので、間取りを考えるポイントとして家の出入り・洗濯・料理の3つをリンクさせます。

例えば勝手口の横にはパントリーとキッチンを配置して、料理・調理器具収納、その奥にランドリールームを設けます。

料理・洗い物中に洗濯物を回し、終わったらキッチン・パントリーを抜けて勝手口へ移動。

その先にバルコニーを配置すれば家事導線が一つの流れになり、家事負担を減らす事が可能です。

他にも家族それぞれの生活導線を見直すと家族独自の生活導線がわかり、住みやすい導線を考えやすくなります。

ご自身の考えや間取りの提案を建築士・施工業者と意見を交換し合い「自分のプランは本当に現実的可能なのか」「住んでみた時に不備を感じたりはしないか」などを経験豊富な現場の方からの視点を聞き出すことで、実際に住んだ時も満足のいく理想の家と間取りを手に入れる事ができるでしょう。