住宅税制に関する疑問　〜住宅ローン減税を利用するには　その２〜

２０１４年に消費税が５％から８％に引き上げられてからもうすぐ３年が経とうとしており、
２０１７年４月からいよいよ消費税が１０％まで引き上げられます。
そんな消費税率の引き上げへの対応として大幅に改善された住宅ローン減税制度について、複数回にわたりお話ししています。

前回は、その住宅ローン減税制度を利用するための条件を３つお伝えしました。
今回は、主な条件のうち残りの３つをお伝えします。

４．住宅ローンの返済期間が１０年以上であること

住宅ローン減税制度は１０年間利用することができますが、住宅ローンの返済期間が１０年未満の場合は控除対象外となります。

５．現在の耐震基準を満たしていること
こちらは中古住宅を購入する際にチェックしなければならない点です。
これから新しく建てる住宅はもちろん現在の耐震基準を満たしていますが、
中古物件の場合は建築時の耐震基準が現在のものと一致しているとは限りません。
築２０年以内であれば心配することはありませんが、それ以上の場合、１度専門家に頼んで確認する必要があるでしょう。

６．増改築などリフォームの工事費を対象としたい場合は、その額が１００万円以上であること

以前に、住宅ローン減税制度は増改築の工事費にも適応できるとお伝えしましたが、その場合は金額が１００万円以上でなければなりません。

いかがでしたでしょうか？

他にも細かな条件はありますが、主なものはこの６つになりますのでご確認ください。
次回も引き続き、住宅税制についてお話ししますのでお楽しみに！