住宅ローンで知っておきたい、繰り上げ返済とは？

住宅のような大きな買い物をする時には、一括で支払いをすることは珍しく、ほとんどの人が住宅ローンを組むことになると思います。

決まった金額を契約した期間の間払い続けることで完済していく住宅ローンには、繰り上げ返済という方法があることは意外と知られていません。

繰り上げ返済とはどのようなものなのか、ここでは解説していきます。

繰り上げ返済とは、住宅ローンを利用した際に決まった金額を契約通りに返済していく以外に、余分に支払いを行うことで、毎月の返済額は変更せずに返済期間を短縮する期間短縮型と、返済期間を変更せずに返済額を減らす返済軽減型の2種類があります。

住宅ローンは他の借り入れに比べて低金利とはいえ、お金を借りている以上は金利が発生するため、繰り上げ返済を行うことでその負担を軽減することができるのです。

特に期間短縮型の場合は圧縮できる利息の額が減らせるメリットが大きく、多くの人が利用している方法といえます。

金額は全て元本に充当されるので、仮に毎月5万円の住宅ローンを支払っている人が100万円分の繰り上げ返済をした場合、20回分の返済に充当され、返済期間が1年8か月短縮されます。

当然支払うべき金利の額も減ることになるので、お金に余裕のある時や臨時収入のあった時などに余分に支払えば利息分の金額がお得になり、返済期間が短縮されて精神的に余裕ができるという2つのメリットがあります。