住宅ローン、どう選ぶ？

近年、金融機関が取り扱う住宅ローンの種類は大幅に増えました。その中で、どのような住宅ローンを選べば良いのでしょうか。一生を左右することなので慎重に選びたいところですが、ここではまず住宅ローンを利用するにあたっての注意点を書いていこうと思います。

・将来の収入、支出はいくらか考えて
「そんなことわかりません！」と言わず、ここは大まかにでもいいので計算するようにしてみましょう。
単純に今の収入から将来の見込み収入額（将来のプラスとなる金額）とお子様の教育費などの大きな支出（将来のマイナスとなる金額）を計算して、見込みの収支（将来の収入と支出の差額）を算出してみてください。
その上で、一度立ち止まって冷静に考える機会を作りましょう。
払うことが難しそうな場合は、支払いの期間を延ばしたり、家の内容を考え直してみたり、どうしても不安な場合は専門家の方に相談するなど、いろいろな手を使って「どうすれば支払えるのか」を考えるようにしましょう。

・金利の種類はどうするか
住宅ローンにおいて重要なのは金利でしょう。同じ金額を借りていても、金利の種類によっては支払額が変わります。

大きく分けて「変動金利」「固定金利」があり、固定金利にも「全期間固定金利」と「当初固定金利」があります。全期間固定金利は最初に決めた金利がずっと続くものであり、当初固定金利は一定期間を固定金利で支払い、期間が過ぎるとその時の金利水準を見て固定にするか、変動にするかを判断する変動と固定の間にあたるタイプの金利です。ここに関しては別記事で詳しく書こうと思います。

ご自身の経済状況、また今の金利水準を見て本当に返せるのかということを一度真面目に考える方がいいかと思います。
その上で、無理のない返済計画をたてることが、心のゆとりになり豊かなマイホーム生活を実現させてくれるでしょう。