住宅ローンは金利が命！～当初固定金利編～

住宅ローン金利最後の種類は当初固定金利です。一定期間は固定金利、期間が過ぎればその都度変動か固定か選ぶという「変動金利と固定金利の折衷案」と言えます。最初の固定金利期間の金利は固定金利よりは安く、変動金利よりは高くなります。

固定金利の名称を持っていますが、一定期間で金利の見直しが入るために変動金利としての性質が色濃いです。どちらかといえば、「金利見直しの期間が長い変動金利」と捉えていた方が良いかしれません。

どうしてもどっちつかずになりがちな当初固定金利なので、人を選ぶという側面が否めませんが、どのような方に向いているでしょうか。

・繰り上げ返済をしてかなり早く返済する予定の場合
「固定金利にしたいが、返済期間はなるべく短くしたい」という方には向いています。全期間固定金利よりも金利は低いので、金利見直しが入るまでに支払いを終えてしまえるなら全期間固定金利よりも返済額が少なくなります。

・今は収入的に余裕がないが、収入が増えていく予定の場合
昇進や転職の予定があり、徐々に余裕ができてくる場合は最初の余裕がない期間に予想よりも高い支払いになると厳しいですよね。その場合は最初は固定にしておいて、途中から変動にするという選択肢が取れる当初固定金利も考えてみて良いでしょう。

このように、状況によっては上手く使うこともできる種類です。
自分は当てはまっている、という方は一考に値するかと思います。